家を建てる時、土地選びは重要です。文字通り不動産といい、土地は動くことが無いので、土地があってこその家、そう思っていませんか?
しかし、よく考えてみて下さい。
土地は何のために買うのですか?
家を建てるために買うのです!
これを正確に理解できないと、土地の噂やブランドに振り回され、
不動産業者に、”いい土地”を”いいお値段”で買わされ、
いざ住んでみたら”いい土地”じゃなかったなんてことも…。
土地で大事なのは何よりも正確な情報です!
それでは必要な情報を整理していきましょう。
一番わかりやすいのは駅ではないでしょうか。
駅に近い土地はどうしても高くなります。
要は便利なところが高いのです。
同じ地域でも土地の値段が全然違う!
そんなことありませんか。
土地だけの資産価値だけで言えば、
広い道路に面していて、
建てるものの制限ができるだけないこと。
そんな条件の土地が高く、”いい土地”とされています。
いざという時、土地があれば!
そんな思いで、こんな”いい土地”に目を奪われていませんか?
土地は動かないものですが、どんどん価値は変わってしまいます。
駅の新設、利便性の向上の為に行う区画整理、
こういったものが土地の価値を変えるきっかけになります。
これらは近くで起きることで価値が上がる場合が多いですが、
土地の価値は上がるだけではありません。
今の価値に飛びつかないで、何のための土地か思い出してください。
必要なのは家づくりのための土地です!
本当の土地の価値、それは値段ではありません。
それは、快適に生活できることではないでしょうか。
お子様がいらっしゃる家庭では、学区で指定される方もいらっしゃいます。
「この学校がいいって聞いたから」
特に他県からいらっしゃる方からよく聞くセリフです。
では具体的に何がいいのでしょうか?
答えに詰まる方がほとんどではないでしょうか。
とある人気学区を見てみましょう。
学校は人気ですが、そこの学校は普通の公立学校です。
4車線道路なんてありません。
道幅は狭く、1本外れてしまえば一方通行ばかりです。
お子様が小さいうちは、子どもの為と言い聞かせて我慢できるかもしれません。
しかし、お子様が独立されてからの数十年間、生活しづらい地域でずっと生活していきますか?
ご自身、ご家族のライフシミュレーションをしてみて下さい。
ローンを返す間の35年間、そしてその後も過ごす家、そのために必要な土地はなんですか?
そこまで想像した上で、土地を探していきましょう。