家を建てるとなった時、特に地震が気になる方は多いのではないでしょうか。
地震に対して、つまり耐震性の部分、これは構造・工法が重要になります。
家づくりの根幹となる部分ですので、コスト、性能、間取りの自由度、耐久性と、
様々なものに深くかかわってきます。
構造・工法を正しく理解しないまま、ハウスメーカーのいいなりで家を建てるのは危険です!
まず、構造をいくつか挙げさせていただきます。
●木造
●鉄骨造(軽量鉄骨造)
●重量鉄骨造
●鉄筋コンクリート造
●鉄骨鉄筋コンクリート造
このような構造で家の性能を判断されていませんか?
集合住宅にお住まいの方ですと音のことを気にされる方が非常に多いです。
ざっくりした物言いにはなりますが、
鉄筋コンクリート造だと音が気になりにくい、木造は音が響く。
そんなことイメージを持たれていると思います。
音は感じ方の問題もあるので難しいです。
最近は気密性の高い住宅が増えており、
そういった住宅性能の向上により、
昔より、外の音は気になりにくくなっています。
しかし、家の中の音は響きやすくなっているのです。
このように、どんなものでもメリットとデメリットがあります。
これは家の根本的な部分です。
家電のように気に入らなかったら買い換えと言うわけにはいきません。
正しく理解せずにハウスメーカーのいいなりだと、
不満のある家と一生付き合っていくことになってしまうのです。
なんでもいいものはいいお値段がしますよね。
でも、高ければ良いというわけではないのです。
それぞれの工法に得意分野があり、耐震性が良くても断熱性が悪かったり、
断熱性が良くても間取りの自由度を犠牲にしたり、全てが完璧なものは存在しません。
これも工法の特徴を全体で把握していないと、ハウスメーカーの言われるままに高い買い物をするか。
それとも金額と共にグレードを下げて妥協していくか。
せっかくの夢のマイホームが、居心地の悪いものとなってしまいます。